社員が会社内に揃っているような状況…会社として、社長として、とても胃が痛い状況ではあります。
しかし、私達のようにこういった特殊な仕事をしている場合、年間を通じてこういう場面が少なからず有ります。
こういう時こそ、社員のスキルアップに使うべき時間です。
得意とする岩盤破砕だけではなく、今回は「土木工事一式」のお勉強をします。
となれば、顧問を務める【段下】の出番です。
重機を操れば天下一品、土木工事、とび・土工と全ての工事に対応出来るスペシャリストです。
まだまだ技術・知識・経験と不足しているため、ご教授頂きます。
図面や金抜き設計書から全体図を頭の中で想像し、どこから手を付けるべきか、この時はどう判断するか等々。
例えば、弊社が得意とする「岩盤破砕」を施工するとします。
それだけであれば、大多数が一人で対応は出来るでしょう。
そして、一つ一つの作業を「これやっといて」と指示すれば、大体の事は出来るでしょう。
仕事をする事で大事なことは…。
『一つの作業をしながら【次に何をするか】【同時に何が出来るか】これを自然と考える事が身につけば、【点の作業と点の作業】を繋ぐ【線】になる。』ということです。
全体の工事の流れが自然と想像出来るようになれば、元請業者や直近上位の業者との段取りや話し合いが非常にスムーズになります。
弊社と関係のない工事内容であったとしても、全体図は把握するに越したことはありませんからね。
現場経験を積んだ後、これをみんなの前で【言語化】し発表する。
言語化する事によって、自分自身にも更にしっかりと身に付き定着します。
聞く側はその人の経験と考え方を学べ、それを更にみんなで意見を出し合い…
1+1は2でしかなかった事が、それ以上の成果が生まれ、より良くなると思うのです。
こうやって現場と机上での勉強をどんどん重ねていけば…。
ただ言われた作業をしているだけの子達も、現場に入る度に倍速で成長できることでしょう。